少しだけ病気のお話。。。

こんばんは、宮村です。久しぶりの登場です。

ジメジメした季節に入りましたね~。僕は一年を通して梅雨の時期が一番苦手です。

なぜなら外に出て思いっ切り遊べないから!

でもこの時期の天の恵みがあるからこそ、夏にはプールに入れるし、美味しい食物も育つ。

必要ない事なんてほとんどないんですよねー。。。

しかし、世の中には必要ないものもあるんです。

今回は先日ある病気の手術をしてその病気を投稿しようと思い、前振りのような文章をつらつらと書いてしまいました。

 

右大動脈弓遺残(PRAA)

本来とは異なる場所から血管が発生したため、それに付随する血管の遺残物が食道を絞扼する、といった病気です。

つまり血管異常により、血管が食道を全周にわたって締め付けて、食べ物が喉を通っても胃に流れこまないといった現象がおきます。

今回はその血管のうち、「いらないもの(動脈管索:幼体の時は必要です)」を切って食道の締め付けを解く、といった手術を行いました。

 

①バリウムを飲ませましたが、食道の途中で止まってしまってます。。。CTでも確認します。。。

②控え目に画像の解像度を落としています。。。

(左)血管をみつけます。(右)血管を剥離します。(左下)糸をかけて切ります。

現在、この赤ちゃん猫はご飯ももりもり食べて元気に家の中を走り回っているそうです^^

 

たまには手術の話はいかがでしたか?

気分を悪くした方がいたらごめんなさい。。。

 

一匹でも多くの命を助けられるよう、日々精進します。

 

宮村 卓馬

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